秋の子育てサポートが必要なとき、どうしていますか?
季節は秋。公園のベンチに並ぶ親子、園庭で走る子どもたち、保育園や小学校の運動会。日本では「家族の季節」とも言えるこの時期。
でも、ママ・パパが一緒にその空気を楽しめるかどうかは、誰もが平等とは限りません。
Mommy Blessに最近寄せられた相談から見えてきたのは、“育児に追われて季節を感じる余裕がない”外国人ママ・パパの声でした。
今回は、「孤育て」のなかで季節が通り過ぎていく現実と、私たちができる小さな支援について綴ります。
※「孤育て」=孤立した子育て
「季節を感じる余裕がない」──その言葉の奥にあるもの
日本の四季は、感受性を育む貴重な時間です。でも、その季節感を「余裕をもって味わう」ことができない家庭がある。
そんな当たり前に気づかせてくれたのは、ママたちからの“ため息まじりの一言”でした。
運動会に行きたかった。でも行けなかった
「仕事が休めなかった」「誰かに子どもを見ていてほしかったけど、頼れる人がいなかった」そんな理由で、わが子の運動会を見に行けなかった外国人ママ・パパの話を聞きました。
日本に来て数年。子どもは地元の園に馴染み始めているのに、親はどこか“蚊帳の外”。気持ちはあっても、言葉の壁・制度の壁・時間の壁が、行事から親を遠ざけているのです。
秋の保育園説明会、でもよくわからなかった
10月は保育園の説明会や申し込みのピーク。
でも、パンフレットが全部日本語。
説明会も「ちょっと早口でついていけなかった」。
情報はあっても、「使える」情報になっていないという問題が、ますます孤立を生んでいます。
「ママの顔が疲れてる」──子どもが感じ取る空気
あるママが言いました。「私が焦っているとき、子どもも落ち着かないんです。家の中の空気がギスギスしてしまう」育児のストレスは、子どもの心に静かに伝わっていきます。
だからこそ、“ママがひと息つける時間”をつくることは、子どもの未来を守ることにもつながると、私たちは信じています。
Mommy Blessが秋にできること
Mommy Blessは、保育園の運営や行政機関ではありません。でも、“日々の困りごと”にそっと寄り添うことで、秋を感じる心の余裕を届けたいと願っています。
行事前のサポート利用が増えています
「今週末、上の子の運動会なんです」
「面談の間、下の子を見ていてくれませんか?」
そんなご依頼が、10月は特に増えます。Mommy Blessは、短時間のサポートにも柔軟に対応しています。
大切な日こそ、安心して頼れる場所があると、家族全体がほっとします。
“相談だけ”でもいいんです
「こんなこと聞いてもいいのかな…」というご相談も大歓迎です。
保育園の申請書類の読み方、運動会のお弁当のこと、持ち物の意味。些細に見えるかもしれないその一歩が、“孤育て”を防ぐ大きなきっかけになります。
Mommy Blessは、「誰かに聞ける」状態を当たり前にしたいのです。
ママ・パパにも、秋の空を見上げてほしいから
お子さんの手を引いて歩く、その道すがら。ふと空を見上げて「きれいだね」と笑えるような、そんな心の余白を持ってほしい。
そのために、私たちはただの“預かり”ではなく、**「育てる人の力になれる存在」**でありたいのです。
まとめ
この秋も、たくさんの「初めて」が、家庭の中で起こります。だからこそ、一番そばで頑張るママ・パパの支えになれるよう、私たちは今日も活動を続けています。
「少しだけ、頼ってみようかな」そう思ったその瞬間から、育児はきっと、少しだけ軽くなる。Mommy Blessは、いつでもLINEやWEBからご相談をお受けしています。
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